2004年秋 東北への旅

9月28日

今日は、雨が降らない前提で行きたいところ/やりたいことがありました。
6時前に目を覚まして外をチェックすると、青空が顔を覗かせていて、天候的には文句ありません。
まずはさっそく朝から極上温泉を満喫し、朝食をいただいた後ノンビリと準備します。

出発は9時前。
宿からR282で碇ヶ関、そこからR7をちょっと北上した後R454へ右折、途中でR102に合流すれば、あとは目的地まで一本道…


十和田湖・子の口駐車場

十和田湖の東畔、子の口までやって来ました。

ここから、R102は奥入瀬渓流沿いを走る道となります。
この道は去年の北海道からの帰り道を含め3回(?)走ったことがありますが、その度に「ここは歩いてみないと良さが分からない…」と思い続けていた、気になる場所だったのです。

今回は、306をこの駐車場でしばらくお休みさせ、渓流沿いの遊歩道をたっぷり散策する計画です。

渓流の見どころは、ここ子の口から石ケ戸という場所の間(約9km)に集まっているので、この区間は是非歩き通したいところですが、ガイドでは所要約3時間とあり、ちょっと往復するのはキツイ感じ。

子の口バス停

そこで、片道はR102を走る路線バスを使う作戦を立てました。
まず先に石ケ戸までバスに乗って向かうことに。
先に歩いてバスで帰ってくる方が楽な気もしますが(歩くのも下り方向ですし)、下流から登って来る方が渓流の景色が映える…という情報に感じるところがあったので…

子の口発10:40のJRバスに乗り込んで、出発です。
途中の見どころでは停車して解説のテープが流れたのですが、それが後で歩く際の事前知識として役立ったのでありがたかったです。

20分強で石ケ戸に到着しますが、バス停のあるビジターハウス周辺は人も車も混雑が激しくて、先行きが少々不安に…

石ケ戸

さっさと水辺まで下りましたが、そこは人影もぐっと少なく、静けさが保たれています。

いよいよ渓流沿いを十和田湖に向かって遡ります。
遡るとは言っても、遊歩道は登りを感じさせるものではないので、流れを楽しみながらノンビリと歩いていくことができます。

阿修羅の流れ

阿修羅の流れ

他の場所に比べて川幅が狭くなっているので、迫力ある流れが楽しめます。

雲井の滝
雲井の滝

この滝は、渓流から道路を隔てた反対側にありますが、落差は奥入瀬随一を誇る名瀑です。

この後、うっかり苔生す岩に足を掛けてしまい、見事に転倒しました…

白銀の流れ
白銀の流れ

迫力を表現したくて横から撮ってみますが、なかなか巧く表現できませんねぇ…

銚子大滝
銚子大滝

渓流の本流にある唯一(?)にして最大の滝。
この滝の存在のため、十和田湖は魚が棲んでいなかったそうです(遡上することができない)。

見るからにマイナスイオン効果いっぱいの場所で、十分にリラックスできました。

奥入瀬の流れ
いよいよ十和田湖が近づいてきました。

奥入瀬渓流では、流れの中の岩の上に、苔だけでなく樹木がしっかりと育っているのが目に付きます。
これは、十和田湖からこの川(奥入瀬川)に流れ出る水量が、年間を通じて比較的一定であるため…だそうです。


結局、ガイド通り約3時間かけて、石ケ戸から子の口まで歩き通しました。
今度は、紅葉や雪景色など、違う時期に訪れて違う姿を見てみたいですねぇ…

この後は、お土産を買うべくR103で休屋(十和田湖観光の中心地)へ行きましたが、想像以上に人がいっぱいです。
やはり十和田湖はメジャーな観光地である…と再認識して、買い物を済ませた後はすぐに出発しました。


2004年の発荷峠
今日も古遠部温泉泊です。
朝とは逆に小坂を回って戻ることにします。
R103をそのまま進み、去年も立ち寄った発荷峠へ。

去年以上の青い湖面が広がっています。
今日は天気に恵まれて本当に良かった…

発荷峠からは、県道2(樹海ライン)で小坂へ下り、そこからR282を北上して古遠部温泉に戻りました。
さっそく温泉につかれば、3時間のウォーキングの疲れも吹き飛ぶ勢い。

この晩も、結局2時間おきくらいに浴場を訪れていました。
こういう温泉が、自宅から片道1時間くらいにあれば、毎週通っちゃうだろうなぁ…


※本日の走行距離:127km … 詳細行程


9月29日に続く

あしあとTOPに戻る