2004年春 四国への旅
4月30日
さてさて、今日はさぬきうどんを食す日に定めてあります。
今回の私の連休の中で、唯一のカレンダー上の平日なので、多少は名店の混雑も少ないのではないか?という期待含みです。
その後は、明日の目的地のことを考えて、松山あたりで宿を取るつもりで移動する青写真です。
今日の出発は6時半過ぎ。 四国へは神戸淡路鳴門自動車道を使って一気に渡りますが、その入り口まではいったん六甲山の北側まで出て、阪神高速北神戸線を経由して向います。 明石海峡大橋・大鳴門橋とも流れは順調で、一瞬で渡りきってしまいました。 |
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四国も高速道路の整備が進み、このまま高速に乗ったまま高松以西へ行けるようになっていますが、今日は引田ICで下りて、R377を使って西に向かいます。 目指す1軒目が、このR377に程近い場所にあるが故のコース選択ですが、さすがは?四国の3ケタ国道。 しっかりと離合不能な狭い区間が登場し、それはそれで楽しみながら進みます。 平成の大合併による、なじみの薄い市町村名にも驚きつつ、引田から1時間強、10時過ぎに1軒目に到着しました。 |
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1軒目は綾上町の【山越】です。 ここはおそらくさぬき1の人気店で大混雑を予想していましたが、まぁ行列は許容範囲でしょうか… それでも70〜80人くらい?並んでいますが、列が進むのは早め?で、30分弱でうどんにたどり着きました。 (写真は帰り際に撮ったもので、列は多少短くなっています) |
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注文したのは【かまたま(大)】。 釜揚げうどんに生卵を落として麺に絡ませ、お好みのだし(私は薄口醤油)を少しだけかけて食します。 感想は…なんて言ったらよいんでしょう? 写真では分かりにくいですが、麺がピカピカ輝いているのに驚きます。 その麺と、半熟風になった卵に醤油風味のマッチングは絶品です。 もう「うどん」という料理の枠を越えてますね。 この素晴らしいうどんが250円なんですから、本場は凄い! |
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さて、次です。 R377を西に進み、その後は県道を北西方向に走りつなぎ、約30分て2軒目に到着です。 2軒目は、飯山町の【なかむら】。 ここは「裏の畑からねぎを抜いてきて自分で刻む」ことで有名なお店です。 このお店の駐車場への角は非常に狭いことでも有名で、小回りの利かない306は近年できた県道沿い駐車場の方に停めて歩きます。 |
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幸いにも待っている人は2人だけだったので、あっさりうどんゲット。 まな板の上に置いてある、他のお客さんが抜いてきたであろう?ねぎを刻み、大根をちょっとおろし、おあげさんをトッピングして、だしをちょこっとかけてできあがり。 ここのうどんは口当たりが優しく、それでいて「麺を食べている」という実感が強く得られる素敵な麺。 一気に食してしまいました。 |
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さて、当初はこの後五色台あたりに向かってお腹を空かせた後、琴平のお店に向かうつもりでした。 が、なかむらさんで時間を取られなかったので、ルートは山越さんに戻る形になるのですが、別のうどん屋さんに急遽追加で寄ることにしました。 来た道を少し戻ってR438に左折、あとは一本道で、40分強で到着です。 3軒目は、琴南町【谷川米穀店】。 名前の通り本来はお米屋さんらしい?(写真右下は入口の看板)のですが、お昼の2時間だけうどん屋を営業している不思議なお店です。 ここも数十人並んでいましたので、20分強並んで待ちました。 (写真は帰り際に取ったもの。閉店間際なので列も短い) |
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このお店はだしを置いていないので、醤油をちょっとかけて食します。 ここのうどんも優しい感じがしますね〜 「優しい」と言っても、決して柔らか過ぎたりふやけている訳ではないです。 食べているうちに、不思議な心地よさにつつまれる、というか… (クルマにカメラ忘れちゃったので写真撮れず…) |
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さて、次にいく予定のお店は琴平なのですが、美味しいうどんに立て続けに出会うと欲も出ます。 急に以前訪れた綾南町のお店に行きたくなり、県道17号線を北上します。 ところが、目指したお店に13時過ぎに到着したものの、既に掃除を始めていて営業が終了していました。 (さぬきのうどん屋さんは本来が製麺所である場合が多く、そういうお店は昼過ぎで終わってしまう) |
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残念ですが、おとなしく琴平に向かうことにします。 そろそろ宿の予約もしなくてはいけません。 このペースであれば問題なく松山まで行けそうなので、宿りストをチェック。 LAN完備のビジネスホテルがあったのでTelすると、あっさり予約が取れました。 14時前に、4軒目の琴平町【宮武】に到着です。 駐車場は満車状態で、けっこう人も並んでいます。 |
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注文したのは【ひやひや(小)】 (右はげそ天)。 冷たい麺に、冷たいだしがかかったものです。 ここの麺は、ここまでの3店とは違って固いです。噛んで味わうタイプの麺ですが、単調な固さではないので満足度充分です。 天ぷらはいまいちだったかな?(選べるほど残っていませんでした。やはり午前中でないと駄目なのかも…) |
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さて、そろそろ松山に向かわなくては。 国道を避け、善通寺から県道24号で西に向かいます。 ところが、【観音寺市】のサインを見た瞬間に、「ここにも美味しいうどん屋さんがあったはず…」 あいまいま記憶で店を探しますが、残念ながら見つかりません。 あまり寄り道はできないので、あっさりと諦めました。 (後で調べてみると、店の真ん前の道を通っていました。なぜ気が付かなかったのだろう…) |
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観音寺の先、大野原からちょっとだけ高松道を利用。 三島川之江で下りて、そこからはR319を経由して、いったん内陸に入ります。 ここ三島から、R319・県道6号・県道47号を結んで新居浜まで至る65kmの山岳観光ドライブルートを「別子はな街道」と呼ぶ…という案内板が出ていました。 私はその名前は知りませんでしたが、これから進もうとしているルートはまったく同じです。 (写真はR319の途中にあった展望所から三島市街地を望んでいます) |
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R319から県道6号に進むにつれ、クルマの数はどんどん少なくなります。 川沿いに山深く入っていく道路を快適に走ることができました。 その先の県道47号の区間は多少狭くなったものの、以前に聞いていた「道路の上に岩がオーバーハングしている」ような場所には出会えませんでした。(雰囲気が近いポイントは数箇所あったが…) かなり改良工事が進んでしまったようです。 大永山トンネルを抜けると一気に下ります。 |
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新居浜市街地まで下りてきました。 あとは松山まで一気…でもよいのですが、もうちょっとだけ寄り道します。 松山道に乗り、いよ小松JCTから今治小松道に折れ、現在の終点である今治湯ノ浦ICまで進みます。 そこから県道をちょこっと走って、越智郡朝倉村に入りました。 この朝倉村、私にとっては未踏・未通過の市町村だったのです。 「日本の市町村全てを訪れたい」という夢を持ち、全国をうろうろするついでに、少しずつ未訪問の場所を減らして来ていました。 しかし、平成の大合併が進みつつある現在、ちょっと興味を失いかけているのも事実です。 いつまで楽しめるのであろうか… |
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今度こそ、あとは松山に向かうだけなので、今治からR317に折れます。 松山市街地に近づくと、道後温泉への標識が現れます。 寄らない手はありません。 道後温泉街に宿泊したことはありますが、写真の本館(共同湯)を訪れるのは初めてです。 混雑はしていましたが、湯船や洗い場に空きがない状態ではなかったので、充分に温泉を満喫できました。 でも、私にとっては、ちょっとお湯が熱めだったかな? 湯船が深めだったので、縁に腰掛ける半身浴の時間の方が長かったかもしれません。 |
宿は道後温泉に程近いところにあり、20時過ぎにチェックインしました。
本日の走行距離 : 502km
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