2004年春 四国への旅

5月1日

今日は初めて行く四国カルストを楽しみ、その後は四万十川の流れでくつろぐ、という計画です。
しかし、四国カルストへのアプローチ方法は最後まで悩んでいました。
案としては、小田町から県道55号線で肱川町に抜け、そこから県道36号線で四国カルストに上がるという、他の人なら絶対選ばないルート。
途中の未踏地・河辺村に「屋根つきの橋がいくつもある」という情報に興味があったからです。
ただし、両方の県道、半端じゃなく狭いことが予想され、それを踏破するだけで今日は疲れてしまうかもしれない…


写真ありません
出発は7時半過ぎです。
今日からGW本番なのか?松山市内は朝からクルマがいっぱいです。

それでも、R33から小田町に向かうR379に折れた後は、周りにクルマはいなくなってしまいました。

写真ありません

小田町から、いよいよ県道55号線に入ります。
すぐに道幅は思いっきり狭くなり、高度も一気に上がっていきます。

そして、数kmも行かないうちに、道の真中に落石発見!
ぱっと見た感じでは、手で動かすことが不可能なレベルの大きさではないですが、放置したまま普通のクルマが通過できるほど小さくもありません。
ということは、この道、しばらく誰も通っていない…って事?

一気に小心者モードに入りました。Uターンです。

地芳峠
小田町からは、県道52号線経由で四国カルストまで上がれますが、もう中途半端な迂回はやめて、国道経由にします。(国道すら、狭さに関しては信用ならない場合だってありますが…)
R380で久万町、そこからR33を経て柳谷村からR440で地芳峠を目指します。
このR440、私の地図には走行要注意区間のマークがたくさんついていましたが、R33から分岐直後は「ここは高速道路か?」というくらいの高規格整備が進んでいて驚きました。
その後の区間も、まぁ許容範囲の狭さで、ノンビリ気楽に運転しているうちに、地芳峠に到着です。
ここが四国カルストの入口です。

大野ヶ原・源氏ヶ駄場
四国カルストの中心はここから東側に広がるのですが、まずは西側の大野ヶ原を目指します。
Uターンしてちょっと戻って左折、県道383号線を進みます。

大野ヶ原に近づくと、「源氏ヶ駄場」という小さな標識が目に入ったので、寄ってみることにします。
終点は高台になっていて、見晴らしの良い風景が広がっていました。
非常に爽やかで、気持ちが良いです。

大野ヶ原のカルスト地形
反対側の山肌には、カルスト地形の特徴である石灰岩がたくさん露出しています。
(写真だと分かりづらいですね…)

ここまでやって来る人は誰もおらず、ノンビリと過ごすことができました。

四国カルスト・五段高原
さて、ここからは東を目指します。
もう一度地芳峠に戻り、県道383号線で五段高原・天狗高原方面を目指します。
やはりこちらの側がメジャーなのか、通るクルマも多めです。
とは言っても、左のような写真を撮るチャンスは十分にあるのですが…

四国カルスト・五段高原
上の写真も右の写真も、山肌には石灰岩がゴロゴロしています。
といっても、決して荒涼感があるわけではなく、むしろ開放感と爽快感のほうが勝っています。

もうちょっと空が青ければ、言うことなしなんですけれどね。

写真ありません
ずいぶん長居をしてしまいました。
そろそろ四万十川の方へ向かうことにしましょう。

天狗高原側から、東津野城川林道を経由してR197に下ります。
この林道、実は四国カルストへのメインルートらしく、最初から最後まで2車線の快走舗装路でした。

R197で広見村、そこから江川崎方面へ向かいましたが、道路は単調で眠くなりそうでした。
酷道・R439を回ったほうが、退屈しなかったのかなぁ…

沈下橋
江川崎からは、R441で四万十川沿いを下ります。
途中、沈下橋の標識が出てきたので、さっそく寄ってみることにします。

それなりに往来のある橋なので、自分で写真を撮るのはこれが精一杯。

沈下橋を渡る206
今度は高台から見下ろす形で眺めてみます。
カヌーの一団がやって来たりして、ずっと眺めていても飽きません。

偶然206が渡って行ったので、戻って来るのを待って写真に収めてみましたが、そのままでは小さすぎて何のクルマだか分かりません(苦笑)

結局、このあたりで小1時間ほどノンビリしていました。

写真ありません
そのまま四万十川沿いに、中村市までやって来ました。
おやつを購入すべく市街地に入って行くと、見覚えのあるホテル発見。
「ここ、泊まったことあるよな〜」と思い、その場で空き状況を確認すると、OKが取れました。
あっさり今日の宿を決めてしまいました。

あとは時間の許す限り、近場をウロウロする作戦です。

写真ありません
近場…と言いながら、なぜか足摺岬に向かっています。(片道50kmあります)
以前一度訪れているはずなのですが、あまり記憶に残っていないので、再訪することにしました。

ルートはもちろんR321なのですが、クルマが数珠つなぎ状態で、ペースは快適ではありません。
土佐清水からは足摺スカイライン(以前は有料だったなぁ…)で岬まで向かいますが、気になるのは「岬周辺交通規制」の文字。

足摺岬
岬の目前までやって来ました。
交通規制はなかったようですが、最寄の駐車場付近は駐車したいクルマで混乱していて、通り抜けるだけでも一苦労の状態。
なんとか引き返して、1kmほど離れた公共駐車場に停めて、歩いて岬を目指しました。

感想は…こんな感じだったかぁ…と、何となく思い出す程度。
とにかく人が多すぎて、ノンビリした雰囲気が感じられないのがマイナスです。


既に18時を回っているので、中村まで引き返します。
帰りは県道27号線の西側を使いました。
宿には20時前にチェックイン。

本日の走行距離 : 401km

5月2日に続く

あしあとTOPに戻る