2005年秋 北海道の旅

9月11日

今日のラフな予定は、美瑛・富良野周辺をウロウロし、夕方前に帯広方面に移動して宿泊…というもの。
ただ天気予報によると、雨の心配はなさそうですが青空も期待できない可能性が高そうで、ちょっと凹気味。

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いつも放浪の際、ビジネスホテル泊の場合はできるだけ早朝出発を心がけています。
でも今朝は早起きに失敗し、出発は7:30少し前。
天気の方は、朝日は差し込んできていますが全体的に雲が広がっていて、いまひとつな雰囲気です。

まずは美瑛に向かいますが、国道をそのまま進むのは面白くありません。旭川駅前からr212→r294→再びr212を東方面に、途中軽く洗車しながらノンビリ進み、東川町の志比内で方向転換し、r213を美瑛方面へ。
r212、真っ直ぐ進めば大雪山方面です。大雪周辺は未踏の地なので、いつかは訪れてみたいですね。

美瑛町のカントリーサイン

r213で美瑛の市街地までやって来ても、空の雲はいっそう厚くなる一方。
美瑛の丘めぐりは青い空が似合うので、天候回復を期待して寄り道します。

r966で十勝岳方面へ。
このr966を進んでいくと、そのうち白樺林の間を走り抜ける爽快なルートになりますが、今はそこまで欲張らず、模範牧場の所を左折し、r966の北側の道を使って美瑛市街まで戻りました。

ケンとメリーの木

残念ながら、青空が現れるほどの天候の回復はありませんでした。
ここは潔く?諦めて、有名ポイントめぐりに向かいます。

まず最初は、ケンとメリーの木。
4代目の日産スカイラインのCM撮影が行われた場所で、その4代目のキャッチコピー「ケンとメリーのスカイライン」から、このように呼ばれるようになった場所。
超有名ポイントではありますが、CMそのものを実際に見たことのある方、今や少ないのではないでしょうか?私もCM曲「愛と風のように」はしっかりと覚えていますけれど、この木をバックにした?CMそのものは記憶に無いような…

ケンメリスカイライン、大学時代に同級生が乗っていたのを思い出しますねぇ…

セブンスターの木

次に訪れたのがセブンスターの木。
ここもセブンスターのCM撮影が行われたことにちなみ、この名前が付いています。
CMは全然記憶にありません…

両方の木の場所とも、丘の向こう側に大きな駐車場があって、観光客がウロウロしています。人気観光地なので仕方ないですが、人が写らないように写真を撮るのは至難の業。
もし青い空が広がっていたら人並みが途切れるまで粘っていたかもしれません。でも今日の曇り空ではそこまでこだわることもなく、割り切って撮影しちゃいます。

親子の木

この後も親子の木・マイルドセブンの丘・北西の丘展望台などの有名ポイントを巡りますが、なかなかクルマを停めることができません。写真よりも丘陵地帯を走り回る方を重視してノンビリ、ウロウロ…

一通り走り回った後、美瑛駅へ。今日は十勝川温泉に泊まりたいので、まだ10時半ですが予約のTELを入れます。今回は今まで利用してきた宿ではなく、「源泉掛け流し」が謳われている宿を選択しました。
この選択が元で、後でちょっと困った状態に…

一段落したあと、道路が絡む絶景?を求めて移動します。

上富良野西11線

R237をちょっと南下し、上富良野の美馬牛に入ってしばらく先を右折し、西11線道路に進みます。
この道路、しばらく走って行くと写真のような豪快な直線路が!

「ジェットコースターの路」などとも呼ばれているようですね。
調子に乗って2往復ほど走ってしまいました…

直線路を満喫した後は美馬牛に戻り、r824で朝走ったr966を目指します。
途中、色鮮やかな花が咲き乱れる施設があったのですが、混雑が激しいので寄り道はナシ。
それでも目に焼き付ける意味で、施設の前を2往復ほど…

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r966に合流した後は、今度は十勝岳山麓まで登っていきます。

途中、超有名になってしまった吹上露天の湯の横を通ります。今日も駐車場は大混雑…
さらに終点?の十勝岳温泉の所まで厳しい坂道を登っていきましたが、ここも駐車場がビッシリ埋まっています。ここでは軽く入浴も考えていましたが、ノンビリ出来そうにないのでここもパス。

心残りではありますが、Uターンして、r291で上富良野の中心まで下りていきます。

上富良野北21号線

上富良野ではR237を横切ってr581に入り、その先の西3線道路を左折。
さらにその先、北21号線との交差点を左折すると…

またしても、どこまでも続く直線路が目の前に!
雲が切れてくれれば、前方に十勝岳の威容も眺めることが出来るのに…ちょっと残念。
ここでも2往復ほど…

麓郷へ…

時刻は13時を少し過ぎたところ。
まだまだウロウロできそうですね。

もう一度北21号線を十勝岳に向けて走りR237を越え、その先r298(斜線道路)を右折後、すぐに左折。
この道路、途中から本格的なフラットダートになりましたので、快走させていただきました。

向かう先は、カンバンに示されたところ…

丸太小屋

富良野の麓郷、といえば「北の国から」。
本放送から欠かさず見てきましたし、私が北海道大好き人間になったきっかけのひとつですが、ロケ地めぐりは何となく回避していたので、今回が初めてです。

まずは麓郷の森へ。
ドラマ上では焼失したことになっている丸太小屋や、初期の小屋などが点在しているエリアです。
ただ、ものすごい数の観光客が居るので、静かな雰囲気とはほど遠いのが残念。
シーズンオフとはいえ今日は日曜日。仕方ないですね。

石の家

次に麓郷の森から少し移動して、石の家へ。

「遠くから眺めるだけ」と聞いていましたが、現在では施設管理費?の名目の入場料で、中まで立ち入ることができるようになっています。

このあと麓郷中心部まで戻り、ゴミで作った家のエリアを外から眺めて、麓郷めぐりは終了です。

中ノ沢小学校

麓郷からは、r253を通って富良野市街方面へ下ります。
写真は、途中にある、純と蛍が通った設定になっている小学校。現在は公民館になっています。
おりしも今日は衆議院選挙の投票日で、投票所になっていました。

このr253もすっかり整備が進み、ダート区間は完全に消滅してしまいました。
ドラマの中で、レイちゃんの自転車のチェーンが外れるシーンもそのダート区間でした。前のクルマで渡道したとき、ほぼ同じ場所で360°スピンしてコースアウトしそうになったのは苦い思い出です…

これで今日行ってみたかった場所は大体立ち寄ったことになりました。少し早いですが、宿の方向を目指すことに。

幌舞駅(JR根室本線・幾寅駅)

r253を下りきったところで、富良野の中心部をパスして方向反転、r544で再び麓郷に向かいます。
麓郷からr253を今度は南下し、R38に合流したあとは、一気に帯広方面へ。

途中の幾寅は、映画「鉄道員」のロケ地で、今も駅はその雰囲気を残した形で使用されています。

ここで時刻は16時を回りました。そろそろ寄り道も限界かも…

ツール・ド・ジャパンのポスター

R38狩勝峠を越えます。登りの2車線区間では、中には100km/h以上出てる?クルマも…
峠を下って新得まで来たところで国道を外れ、r75→r133で音更方面に進みます。
道道は思惑通りノンビリと走ることができたのですが、途中で「交通規制」の気になる立てカンバンが。

なんと「ツール・ド・ジャパン」という自転車ロードレース大会が9/14〜9/19の間開催され、コースに応じて適宜通行止め等の規制が実施される、とのこと。

いや、全くノーマークでした。当然9月後半のWRC「ラリー・ジャパン」開催は分かっていて、その時期に重ならないように旅をするつもりだったのですが…
ちょっと困ったことになりました。今後の行き先を、競技に重ならないように考慮しないと…

十勝牧場白樺並木

音更町に着きました。あとほんのちょっとは寄り道できそう。
以前写真を撮った白樺並木の道を通り(写真は3年前のもの)、さらにその先、ダート道を真っ白になりながら十勝牧場展望台を目指します。

感想は…、展望台と言うには景色の広がりが少な過ぎないかな?
展望台周辺を一回りして、すぐに元の道を引き返しました。

その後は、音更町市街地から広域農道を経て、18時に十勝川温泉の宿に到着しました。

今回の宿、温泉は良かったですし食事や部屋の感じも悪くなかったですが、予想外だったのがビールの自動販売機が無かったこと。
今宵の晩酌が…
さらに、外線電話が掛けられないシステムだったので、ネット接続が低速・高額のモバイル経由しか選択できなかったのが痛かったです。
ただ、この宿が自転車関連の施設だったので、しっかりとツール・ド・ジャパンのポスターが貼ってあり、その日程の概略を掴むことができたのは幸いでした。

酔っ払うことなく何度か温泉に浸かりつつ、ポスターから得た情報で明日以降の大枠の日程のチェックを立てて過ごしました。


今日の走行距離 : 455km

9月12日に続く

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