2005年秋 北海道の旅

9月12日

今日は、まず太平洋沿岸に出て、そこから海岸線を東進→いったん内陸へ(釧路湿原)→再び海岸線へ出て日が沈むまで東進→どこかで泊…というラフな予定で、8時過ぎに出発しました。
天気は花曇り、といったところでしょうか。とりあえず雨の心配は無さそうです。

ラリージャパン・交通規制

宿にはこのような資料もあったので、記念に持ち帰ります。
一度は観戦してみたい…と思いますが、「気軽に見る」って訳にはいかないのが難点ですね。

十勝川温泉を南に出てR38に右折、ちょっと西の札内から南下します。市街地にはそこらじゅうにラリージャパンの幟が立っていました。

北愛国交流広場

途中の愛国は、以前は「愛の国から幸福へ」のキップで有名だったところ。
今はラリージャパン開催時にサービスパーク(チームの車両基地)が設置される場所…としての方が有名かもしれません?

そのサービスパークが置かれる北愛国交流広場も、今日はがら〜んとしています。

幸福駅

そして幸福駅。
相変わらず、駅の内外は貼りモノでいっぱいです(笑)

このあと駅前の道を東進したら、急に大規模な工事現場が現れてビックリ。
どうやら高速道路を建設中で、なおかつ幸福駅のちょっと東?に、帯広空港に向かうためのインターチェンジが設置される模様です。

駅周辺の雰囲気も変化するのでしょうか…

No image

東十四線道路→r238→R236と進んで、忠類村の道の駅虫類で一休み。

今日の予定は「行ける所まで…」とは言うものの、明後日からのツール・ド・ジャパンの影響で宿が取りにくいことも考えられるため、ちょっと早めに宿の確保に動きました。
まず一昨年ことごとくNGだった釧路のホテル数軒にTELしてみると、軒並み満室です。やはり混雑しているのでしょうか?

混雑しているのであればあちこち確認するのは面倒です。そこで私が勝手に「道東で宿に困った時のお助け宿」と決めている所にTELすると、そこでも既に余裕少の状態になっていましたので、迷いなく予約を取りました。

今日の宿泊地は中標津です。夕食は外で取ることにして到着時刻を20時と決めて、それまでウロウロすることにしました。

湧洞湖

r319を東に進み、R336へ。
この国道336号、初めて走ったときにはまだダート路が残っていましたが、今はすっかり綺麗な舗装路面に生まれ変わっています。周りの風景はほとんど変化していませんけれど…

写真は少し海沿いの湧洞湖。
ただ湖が広がっている…そんな場所で何もありません。だからこそノンビリできます。

昆布刈石のダート路

さらにR336を進んだ先の十勝川河口には数年前に立派な橋が架かり、以前のように上流まで迂回せずに済むので助かります。

川を渡って十勝太の集落を抜けると、いよいよお気に入りの道が。
道路の名前は???なのですが、海岸線のすぐ横の高台を進むフラットダートです。
でも国道の延伸工事が進んでいて、気持ちの良い区間が少しづつ減ってきているのが気がかり…

昆布刈石展望台

海側の景色はご覧のとおり。
でっかく太平洋が広がっています。

昆布刈石海岸

波打ち際まで下りて来ても、気持ちの良い道が続いています。

この道、いつ走っても気分爽快。
今日のような晴天の日は言うまでもなく、逆に曇天の日には独特の雰囲気を醸し出す。
私の北海道お気に入りの道ベスト5に必ず入るでしょうね。

音別町カントリーサイン

楽しい道は音別町直別の手前でR38に合流して終わり。
R38は幹線国道ですからクルマが多く、いろんな意味で走りにくいです。

釧路まで来たところで給油しよう…と思ったら、ガソリンすごい高い!
環状道路を釧路駅近くまで走り回って、ようやく所有の現金カードが使えるスタンドで満タンにできましたが、それでもリッター139円とは…

丹頂鶴

西に戻り、r53で釧路湿原の西側を北上。
鶴居でr243に折れた直後、ハザードを出して停まっているクルマが…

丹頂鶴がいました。私もクルマを停めて静かに観察することに。
(近くにいるように見えますが、遠くから撮った写真の一部を切り取ってます。この後ちょっと移動して更に撮ろうとしたら、こちらに気がついてトコトコ逃げて行ってしまいました…)

コッタロ湿原展望台からの眺め

下久著呂でr1060に右折します。この道は「クチョロ原野塘路線」という名前で、湿原の中を抜けていく区間があります。

途中の高台にあるコッタロ湿原展望台は、私のお気に入り。
ただ、以前ほど眺望が利かなくなったような気がします。初めて訪れたときは完成直後で視界を遮るものが少なかったのに比べ、最近は回りの自然と調和して木々が繁ってきているので、そう感じるのかもしれません。

でも「観光のために木を切れ」とは絶対に言いません。展望台として旬の時代を体験できた事に感謝したいですね。

厚岸駅のかきめし

r1060は、この展望台から南はダート路になります。この道もお気に入り。
途中まではいつものように?激走しますが、自転車ツーリングの一行に追いついてしまったので、彼らを抜いた後はおとなしく走らざるを得ません(砂埃がすごいのです…)。

JR釧網本線の踏切を渡ってR391に合流して南下、塘路駅横ですぐにr221へ左折。
R44に突き当たるまで進み、その後はR44を東へ。

いつも休憩する厚岸の道の駅では、今回初めて、今まで利用したことの無かったレストランでカキ料理でも…などと考えていたのに、なんと今日は定休日!
結局、今年も駅弁に。今回は中身の写真も忘れずに撮ってから食べました。おいしいです!

涙岩

時刻は16時前ですので、動き回れるのもあと少し。
厚岸からは、お気に入りの道・北大西洋シーサイドラインに進みます。まずはr123へ。
いきなりシカを見かけました。本当にこの道ではよく出会います。

今回は、このr123沿いにある涙岬・立岩をはじめて訪れてみました。
まずは涙岬。
人の横顔に見えるため、そのように呼ばれています。

立岩

こちらは立岩。

この両方の場所とも、道道沿いの駐車場から十数分かけて歩いていくのですが、風も強くてとても寒く、非常に苦労しました。
なんとも寂しい雰囲気が強く伝わってきて、人のいない場所が好きな私でも、ちょっと不安に…

No image

涙岩・立岩で予想外に時間を要してしまったので、霧多布の入口まで来た所で日が沈んでしまいました。
太平洋側なので、きれいな夕日は見ることができなかったですね。

もう少し走ってから中標津へ…と思い、r142で更に東へ。
すっかり暗くなった道を、「根室まで行けるかな?」と思いながら走っていたところ、初田牛駅の先で地面を走る?飛ぶ?物体に接触しました。かなりの衝撃があったのですぐにUターンして様子を見に戻ったのですが、何の跡も残っていません。フクロウのような鳥だったような気がしたのですが…

きっと「もう無理するな」ということなのでしょう。宿に向かいます。
初田牛駅からr1127で厚床へ、R243・r8と走りつなぎ、19時半に中標津の宿に着きました。

この宿は温泉旅館なのですが、いつの間にか旅館内が無線LAN対応になっていました。
ここでは内線から外線へ掛けられないので、ネット接続は携帯経由で最小限しかできないなぁ…と、予約の時点で諦めていたのです。しかし思いもよらぬ予想外の事態に、さっそく機器を借りて接続を試みたのですが、私のPCはLAN内蔵ではなくUSB経由でアダプタを使用してLAN接続しているため、割り当てアドレスの関係で使用することができませんでした。ちょっと悔しいですね。

その分温泉にたっぷり浸かり、浴後は昨日飲めなかった分たっぷりと飲みながら過ごしました。


今日の走行距離 : 482km

9月13日に続く

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