2006 秋の旅

9月25日

さて、今日も基本的には北陸方面を目指すわけですが、その前に「爽快で気持ち良い!」と評判の道に寄り道することにします。
なんだかんだで今日も早起きできず、出発は9時近くになってしまいましたが…

[photo:せせらぎ街道看板]

高山市街から西に数キロ、旧清美村の三日町交差点から分岐するr73が目的の道。

岐阜県道高山清見線、通称『せせらぎ街道』の名で親しまれています。


[photo:せせらぎ街道の道]

川上川の清流沿いに走る道は、両側に濃い緑の林が広がり、本当に気分爽快。
窓を全開で走りたくなる、そんな気分に自然となっちゃいます。

道路状況も直線とカーブの割合がバランス良くて、極端にキツいカーブも少ないし、ドライビング面でも楽しめる。東海地方の皆さんが絶賛するのも分かりますわ…

結局、西ウレ峠を越えてR257の標識が現れるまで進み、そこでUターンして再度気分最高のドライブを満喫しながら高山まで戻りました。


[photo:「ふるさと農道・美女街道]

高山市街から改めて北上開始です。ただし国道は出来るだけ避け、気になっていた道(広域農道・大規模林道など)を走りつなぐルートを取る関係で、最初は少しだけ南向きに進むことに。

数キロほど南下した石浦町南交差点を左折、少々クネクネっと走ると、突然立派な道路が現れます。
それが「ふるさと農道・美女街道」。
ビックリするくらい高規格の道路で、立派なトンネル(飛騨ふる里トンネル)を抜けて一気に下ると、あっという間に旧久々野町の飛騨川沿いまで出てしまいました。

少し東に進むと、R361に合流しますので左折、昨日と同じルートで美女高原へ。


[photo:飛騨農園街道]

美女高原で右折し、飛騨東部広域農道(愛称:飛騨農園街道)に進みます。これも昨日と同じ行程。

この道路、R361から高山市街中心部を迂回する形で北上してR158まで通じています。しかし広域農道らしく?途中不必要に東へ西へ南へと曲がるルートになっていて、全線走破する実用性は???
すれ違うクルマもほとんどありません。

ちょっと内地離れした景色が広がったりワインディングの上り下りが現れたり、走って面白い道ではあるんですけどね…


[photo:栃尾温泉・荒神の湯]

R158に突き当たったところで右折、平湯方面に上って行きます。
そろそろ温泉密集地帯。寄り道を考えないといけませんねぇ…

安房峠道路のトンネル入口で左折、奥飛騨温泉郷方面へ。

やって来たのは栃尾温泉の『荒神の湯』。寸志を収めて入る露天風呂です。
最初のうちは誰も居なかったのでノンビリできました。日差しが強かったので日よけの笠を持ち込んだのも大正解でしたね。


[photo:有峰林道料金所]

さて、時刻は13時を回っています。再び北上開始。
R471を西へ少々進んだ後、「有峰林道」の文字を含む青カンバンに従って右折します。

これから向かう有峰林道は以前から走ってみたい道でした。ただ「行き止まりの道で、最後は引き返さなくてはならない」という点で躊躇していたのです。しかし最近、webで「岐阜県側から通り抜けられる」との情報を見つけたので、さっそく今回のルートに取り入れることに。

右折直後からの区間は大規模林道高山・大山線という名前のようです。集落も非常に少ない山中を進んで行く道は、情報どおり快走路が続いていました…

峠のトンネルを越えると、料金所が現れます。ここからは有峰林道の有料区間で、\1800支払わなくてはいけません。


[photo:有峰湖湖岸の道]

峠の料金所からの有峰林道・東谷線も2車線ですが、有峰湖湖岸まで下り切った所から始まる南岸線では少々狭くなりました。
南岸線、さらにその先の西岸線とも、名前とは異なり湖面側が開けている区間はほとんどありませんので、ここは見事な原生林の中を窓を開けてノンビリ森林浴…って感じで走るのが良さそうです。

有峰ダムが近づくにつれて湖面がチラチラと見えるようになりますが、まだまだ木々が邪魔をしていて完全には視界が開けません。絶景の期待があるのですが…


[photo:有峰ダム上からの有峰湖]

有峰ダム上の展望所にやって来ました。
想像したほどの絶景でもないかな?

ただしダム側の渓谷は、切れ込んだ谷の一番下が見えません。ものすごい高度差を感じさせられ、怖くて覗き込むことができません…


[photo:有峰林道・小見線]

さて、時刻は15時前です。
有峰林道にはまだ幾つかの支線が存在しているのでそれらを巡ってもよいのですが、今の天候から想像すると、日本海側に出れば綺麗な夕日が期待できそう。
北陸&海岸で夕日…といえば、あそこしかないでしょう。さっそく出発!

富山平野へ下りていく小見線は、まさに断崖絶壁に張り付く感じ。道幅も極端に狭いわけではないものの、なぜかタンクローリーのような大型車の通行もあり、対向で登ってくるとちょっとビックリ…

しばらく走ると、新しい長大トンネルが完成済です。(ちょっと残念?)


[photo:有峰林道出口]

有峰林道、良かったですねぇ…
後から考えると、ちょっと駆け足気味だったかな?一度じっくりと全ての区間を走ってみたいものです。

さて、夕日スポットへ急ぎましょう。
有峰林道のゲートを抜けた後は県道を北西方向に細かく走りつなぎ、北陸道富山IC〜小杉IC間は高速を利用。その先は高岡を経由して、日本海に面する羽咋市までやって来ました。


[photo:なぎさドライブウェイの夕日]

そうです。羽咋市の千里浜海岸を走る『なぎさドライブウェイ』です。
4年ぶりの訪問、になりますか。なんとか夕日に間に合いました。

このあと夕日が水平線に沈むまで30分弱はクルマを止めノンビリと、その後ドライブウェイを2往復ほど激走し、「さて、レストハウスで一休み…」と思った時に悲劇が…


[photo:千里浜でスタック]

実は最後に北向きに走った際、レストハウスを通り過ぎて終点?の羽咋川河口まで進んでいました。
そこでUターンする時に、その場でバックを使わずに大回りで戻ろうとしたのです。
最も内陸側に膨らんだ後、波打ち際に戻ろうとしたら急速にスピード低下。
あっさりとスタックしてしまいました。

前進・後進で1度ずつ再チャレンジしましたが全く動く気配は無く、これ以上足掻くと状況は一層悪化するばかりと考えて、JAFに救援を要請。

待つこと小1時間。救援車が簡単に引っ張り出してくれました。お恥ずかしい…


[photo:神代温泉]

さて、時刻は19時を過ぎています。まずは砂浜スタックしたこともあり、コイン洗車場で下回りを重点的に洗車。その後少々走った後に高岡の宿にTELを入れ、何とか予約を取ることができました。

予約直後はさっさと宿に向かうつもりでしたが、温泉を忘れていたことに気づき、さっそく手持ちデータの中から近くの温泉をセレクト。

訪れたのは氷見市郊外にある神代温泉の1軒宿。
いやぁ、大当たりでした。鄙びた浴場には黄色系で非常に塩辛のインパクト大のお湯が溢れています。極上、極上…
宿の方の人柄も素敵で、今度は宿泊でも利用してみたいですね…

温泉に寄り道したため、高岡駅近くの宿に到着したのは21時を回っていました。
夕食も未だだったので駅周辺まで歩いて行ったものの目ぼしい店が無く、結局駅の立ち食いコーナーでかけ蕎麦を食べたのですが…
これが美味しい。私好みの麺!
このタイプの駅蕎麦、最近とんとご無沙汰だったので、非常に感激してしまいました。

明日は蕎麦三昧の一日かな?


25日の走行距離 : 379km … 今日の行程表

9月26日に続く

2006年秋の旅[top]に戻る

Peugeot 306 "dokomademo" Life