- よもやま話
- 2009-12-23 19:51
三菱の電気自動車【i-MiEV(アイ・ミーブ)】に試乗してきました。
現在、経済産業省の資源エネルギー庁が実施する電気自動車普及環境整備実証事業の一環として、来年3月までの間に様々な実験が行われているそうです。今回はその中の1つである「レンタカーサービス」を利用してきました。上記期間中は無料で3時間レンタルする事ができます。
試乗後の印象は、先入観を大きく覆すものでした。
実のところ「どうせ大して走らないんだろう」と高をくくっていたんですけれど、なかなか面白いクルマでしたね。
普通のAT車と同じくP・R・N・Dのレンジがあり、その他にEco・Bというレンジがあります。
Ecoはその名の通りエコな走行のためのモードで、試乗前の説明で「できればEcoで走って下さい」と言われたため、しばらくはこのモードを使ってました。おそらくモータの出力に制限を掛けるような設定にしているみたいで、インパネのパワーメータの表示がEcoゾーン以上に上がることは無かったと思います。
なので流すような走り方をしていれば全然OKですが、坂道や加速を意識してアクセルを踏んでもレスポンスは悪い...というか、ありません。
そこでレンジをDにすると...
こりゃ面白い!加速が滑らかで鋭く、トルクがものすごく実感できます。上りのワインディングでもキビキビと気持ち良く走り抜けて行くことができます!
そしてそんな道では、この電気自動車の特徴が活きてきます。すなわち、アクセルを戻すとモータが逆に発電機に変わって電池を充電するシステム(回生ブレーキ)が搭載されているんですけれど、これが程よく利くエンジンブレーキになるんですな。国産ATのような「アクセルを離しても滑っていく」ような感覚が一切無くて、コーナー前でアクセルを抜くとちゃんと減速するし、普段乗ってる306にかなり近いフィーリングで山坂道を走ることができました。
そしてBレンジと言うのが、この回生ブレーキを強く働かせるものです。長い下り坂を降りて行くときに使ってみたところ、306-ZFの2レンジよりも強力に減速する感触です。しかもその間はずっと充電しているわけですから、正にエコ。メータ指示がブルーの"Charge"(充電)ゾーンに入ると何だか嬉しいし(^^)
いやぁ、なかなか楽しい2時間半でした。
課題はいろいろあります。
3時間のレンタル時間を2時間半で戻ってきた理由は、電池残量が心もとなくなったためです。
9時に80%の充電量(急速充電器では100%まで充電できないそうで)でスタートして、60km強ほど走ったところで残量警告が出てしまいました。山道を元気に走ったせいもありますが、これでは山梨の温泉すら行けません(^^;)
あとシートは、どうしても306XTに慣れた身としては厳しい評価になってしまいます。でも2時間半大きな不満は無かったので、まぁ合格...でしょうかね。
想像以上でした。
価格はともかく、満充電からの走行距離と充電スタンドの問題が解決して行けば、本気で時期主力に考えても良いかな?と思いました。
<おまけ>
306との2ショット。
この後、306は最新鋭機に嫉妬した(?)のか、動かなくなりました(^^;)
セルは回るけれどもなかなかエンジンが掛からず、掛かっても直ぐにエンストする症状。
いわゆる『カブってる』状態ですかね?
プラグとかインジェクタですかなぁ...特に後者は騙し騙しで乗り切ってきた箇所なので...
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